カテゴリ:03-学習指導と評価・研究推進
2023年 5月 15日 (月) 主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)って?

 GW終りから一週間後の雨降りの週あけ,皆さんの様子が気になって,教室をひと回りしました。併せて今日の視点は……「主体的・対話的で深い学び」。
 「主体的・対話的で深い……」は,このサイトでもたびたび登場させましたが,これとセットで示されることのある「(アクティブ・ラーニング)」(以下「AL」)の方は,あまり前面に出してきませんでした。
 文部科学省の方でも,カタカナ言葉の採用には慎重な立場をとるため,この「AL」の方は表に出したり引っ込めたりしながら,新学習指導要領の告示を迎えた経緯があります。
 本文からは姿を消したものの,『総則』の解説編などでは( )に収めて添えられる形で落ち着きました。
「AL」はもともと,講義中の大学の学生たちに居眠りをさせないために,主体的に参画させるノウハウを検討する中で生まれた発想です。さすがに小学校で居眠りをしている児童はそんなにいるわけもなく(ゼロではありませんが),小学生にとっての「主体的・対話的で……」ってどういうこと? というようなことを考えながら教室を回っています。
写真からも……先生やほかの児童との対話,ほかの児童の考え方との対話,資料等様々な情報との対話……様々な対話の姿があることがわかります。
 あとは,これに「深い学び」がどう伴うか……ということになります。これには,学習内容が本当の意味で「自分ごと」になっていかなければならないのだろうな……と思います。すでにそうなっているケースも,もちろんあるのですが。
 「深い学び」と「自分ごと」についてはまた改めて,話題にしていきます。

公開日:2024年04月08日 16:00:00