カテゴリ:03-学習指導と評価・研究推進
2023年 6月 14日 (水)   教育課程研究会第1日目

 コロナ禍からは解放されたものの,過去のような公開授業方式はとらず,今年もリモート方式での開催になりました。

研究主題
「資質・能力を育む教育課程の編成と教育活動の工夫・改善」

サブテーマ 「資質・能力の育成を促す単元(題材)構想と教師の指導改善」

 現行の学習指導要領が“指導内容”ベースではなく“資質・能力”ベースに書き換えられた事を受けて,今年はこのようなテーマ設定(ポイントはサブテーマ)になりました。午後の授業をカットしてまで教育委員会が伝えたかったことは何か……今年もこのレポートを以て振り返りとしたいと思います。

全体会
 今年も「学力」とは?という問いからスタート。「学んだ力」ではなく「学んだことを生かそうとする力」「学ぼうとする力」が大切なのだ,ということの再確認が行われました。
 これを実現するためには1時間,一コマずつの細切れの授業ではなく,長いスパンでどんな資質・能力を身に付けさせるかを考える必要がある,ということから,各教科ごとの授業改善につなげる…という形で全体会を終えました。

教科等のコーナー
 一単位時間の授業ではなく,単元や題材,長いスパンに視点を置いて資質・能力の育成を考える場合,「指導計画の立案」に触れざるを得ません。必須の事項です。なので,今年は例年にも増して,学習指導要領の『解説編』を参照する場面が多くみられました。ページとページの間に指を挟みながら,学年間の系統性を確認したり,巻末の一覧表で小学校6年間,ひいては小中9年間を俯瞰したりする視点を持ちながら,さまざまなご指導が展開されていました。

公開日:2023年06月14日 16:00:00
更新日:2024年05月13日 12:04:35