カテゴリ:03-学習指導と評価・研究推進
研究授業~3年生国語

研究テーマ
自分の考えをわかりやすく表現できる児童の育成

~すすんで書こうとする児童の姿を目指して~

 中学年ブロック,3年生で研究授業を行いました。今回のお題は「間違いを正したり相手や目的を意識した表現になっているかを確かめたりして,文や文章を整える」ということ。音楽科のリコーダーの授業でお世話になったゲストティーチャーという「相手」に向けて,練習成果の発表会の招待状を書くことを通して,この資質・能力を身に付けるという設定でした。
 ただ「ご招待します。聴きに来てください」ということを伝えるだけではなく,ご指導をいただいて一生懸命練習したことやその成果にまつわる「思い」がちゃんと伝わるように,という「目的」を意識して書き,それをグループのメンバーで確かめ合い,整える,という学習活動を展開しました。
 事後の協議会では,学習材の設定の適否から始まって,文や文章の確かめ方や整え方の手立てについて様々,意見を交わしました。大変充実した機会になりました。

●学習指導上の位置づけ
B 書くこと

(1)書くことに関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 相手や目的を意識して,経験したことや想像したことなどから書くことを選び,集めた材料を比較したり分類したりして,伝えたいことを明確にすること。
イ 書く内容の中心を明確にし,内容のまとまりで段落をつくったり,段落相互の関係に注意したりして,文章の構成を考えること。
ウ 自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして,書き表し方を工夫すること。
エ 間違いを正したり,相手や目的を意識した表現になっているかを確かめたりして,文や文章を整えること。
オ 書こうとしたことが明確になっているかなど,文章に対する感想や意見を伝え合い,自分の文章のよいところを見付けること。

 

公開日:2024年09月26日 08:00:00
更新日:2024年09月30日 09:46:21