カテゴリ:03-学習指導と評価・研究推進
教育課程研究会第1日目

研究主題・副題
資質・能力を育む教育課程の編成と教育活動の工夫・改善
資質・能力の育成を促す単元(題材)構想と教師の指導改善

 今年度も教育課程研究会が始まりました。本日はその1回目。新しい学習指導要領が完全実施になってから5年目に入りました。概ね10年に一度,改定されるので,ちょうど折り返し地点に差し掛かったことになります。
 本日のお題は単元や題材などちょっぴり長いスパンで指導のありようをとらえなおして,そこで育成できる資質・能力って何?どうしたらより指導効果をあげられるの?というような内容です。
 図らずも,現行の学習指導要領が完全実施になった年はコロナ禍の影響で,最初の3か月間が奪われるという事態に見舞われました。教科書をいつも通りに進めていたのではとても終わりません。でも,単元や題材で扱いが重複する資質・能力ってあるはず。だからすべての教科書掲載単元(題材)を扱わなくても,大方の学習内容は網羅できるはず……。
 普通に考えれば危機的な状況に陥ったわけですが,奪われてしまった授業時数を何とか内容の扱いで取り戻す過程で,皮肉にもこの「資質・能力」と単元(題材)の関係に目を向けざるを得なくなった,コロナがそうさせてくれた,という経験を私たちはしています。
 混乱の中にありながらもこの研究会ではこれまで,大幅に変更された学習評価の在り方を確認したり,指導と評価の一体化などを扱ったりしてきましたが,5年目にしてやっと,このテーマにたどり着くことができた,ということになります。
 教育委員会からのご指導の中では,昨年度も扱った単元(題材)構想に加え,「振り返り」の充実,ということがキーワードとして示され,それぞれ教科等の部会ごとにこのテーマについて扱いました。

●去年の教育課程研究会 こちら

 

公開日:2024年06月12日 15:00:00
更新日:2024年06月13日 11:00:53